昨年ロサンゼルスで22万人を動員したという、ストリートアートの展覧会がニューヨークでフォローアップ。残念ながら9月末で会期は終わってしまったのですが、今までのアートに関するすべてを覆されるような、最高に自由で楽しいエキシビジョンでした。せっかくなので観たもの、感じたことをシェアしたいと思います。
展覧会を知ったきっかけはInvader
ニューヨークでも時間を見つけてはFlashしているInvader。6月頃、ご本人のインスタアカウントに
‘ LEDの作品をニューヨークの『BEYOND THE STREET』で展示するよ ’
という投稿がされ、もしかして観られるかも!と思い検索。
お目当てはもちろんInvaderでしたが、足を運ぶとその規模にまず驚愕。参加アーティストは150人、フロア面積は9,000平方メートルを優に超えるという贅沢な空間が期間限定って一体…ちなみに、入館料は25ドル。
会場内にはヒップホップが流れ、美術館のスタッフは皆陽気。フレンドリーに話しかけてくれ、アートの説明をしてくれます。説明というかおしゃべり(笑)。ただアーティストへの尊敬や、ひとつひとつのアートに対してとてつもない愛情を持っていました。なのでそのおしゃべりはとても心地良いもの。
70年代から活躍しているセイ・アダムスが手がけたビースティ・ボーイズのアートワーク。実際に近づいてみると、鉛筆での下書きさえ観ることができます。実際にこの壁に描いているので、アーティストとの距離がとてつもなく近い!


ニューヨークメトロのペインティングでおなじみ、レディ・ピンク。独特の色使いに惹きつけられて。

こちらはキース・ヘリング、ジャン=ミシェル・バスキアのドローイング。

アンドレ・サライヴァのグラフィティアートは、UTとのコラボでご存知の方も多いはず。
Invaderとの念願の対面は、ちょうど夕暮れと重なりドラマティックな光に。Flashはできなかったけれど、ずっと観たいと思っていたものが目の前にある不思議な感覚。いつものモザイクアートではなく、LEDのライトで作り出されている特別感もぐっと来るものがありました。
ニューヨークならではのアートをたっぷり楽しんだ充実の1日。
アートと聞いて構えず、難しく考えないこと。私たちを楽しませてくれるアーティストのために、展覧会や美術館などに足を運ぶことが小さな支援につながること。
インスピレーションをたくさんもらって、新たな視点に気づくことができたら…次は受け取った側が何かを創り出す番。お気に入りのアーティストについて話をしたり、久しぶりに絵を描いてみたり、写真を撮ってみたり、ポジティブな気持ちを発信するのも良さそう。
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