【NY ARTS】マンハッタンから1時間半、『Dia:Beacon』へ大人の遠足。

ディア・ビーコンはニューヨーク郊外にある現代美術館。グランド・セントラル駅からメトロノースレイルロードで1時間半、列車の往復と美術館の入場券がセットになった31.5ドルのチケットを駅の券売機で購入するのがおすすめ。

マンハッタン⇆ビーコンの列車は1時間に1本だけ

まずはグランド・セントラル駅の券売機でチケットを購入。普段シティ内を移動するメトロではなく、メインコンコースからの出発です。なので券売機の場所もいつもと違います。「Metro North Railroad」の表記を目印に。

何よりも注意が必要なのが、マンハッタンとビーコンを結ぶ列車が1時間に1本しかないこと。指定席券ではないので乗る列車の時間は決まっていませんが、1本逃すとスケジュールが一気に狂います。そして車内のアナウンスも特にないため、乗り過ごさないよう本当に気をつけて

というのも、私たちがもれなくその両方をしでかしかけたからです(笑)。

なんとかビーコンに到着。乗客たちはほぼ『DiaBeacon』へ向かうので、その後ろについて行けばOK。道中に案内ボードも出ています。

作品と向き合うための壮大な空間に圧倒されて

純粋にアート作品と向き合ってほしいという美術館の意向なのか、展示方法は至ってミニマル。作品やアーティストに関する情報は最低限にまとめられ、真っ白な壁と木床の広大な空間にアートが大胆に散りばめられているだけ。

元ナビスコの工場をリノベーションしたという建物は、天井が高く燦々と降り注ぐ自然光も心地良かったです。

錚々たる顔ぶれの作品の中から、未だ頭から離れないのがロバート・ライマンのミニマリズムアート。

何を描くのかではなく、どう描くのか’ にコンセプトを置き、モノクロームの作品が並びます。でもそれはひとつひとつ確実に違うもので、観る側の私たちに何を感じているかを問いかけてくるような作品。アーティストたちとの不思議な距離感を楽しめる美術館というより、巨大な美術倉庫と言った方がしっくりくるかも。

併設のカフェやブックストアもおすすめ。母になった友人へのおみやげに、アンディ・ウォーホルの塗り絵を購入。

限られた日程の中でも、このために時間を割く価値がある場所だと思います。

 

 

美術館外の樹木もロバート・アーウィンによるインスタレーション。

美食ツアーやお買い物も最高だけれど、たまにはニューヨークでアートに触れてみるのもいい経験、体験に。

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